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投げ出したいけど投げ出せない [暮らし]

福田首相の辞任劇は、政治以外の場面でも議論百出である。
それはある意味、現代社会の疲弊を語るのに格好の材料だからかもしれない。

それにしても福田さんの辞任には驚いた。
それほどまでに自公は上手く行っていないのか、総理大臣の価値はそんなに軽いのか。
何が福田さんのモチベーションを叩きのめしたのだろう?

課題を投げ出そうと思ったことが無い人などいないだろう。
現状をリセットしてゼロからもう一度始められたら、どんなに気楽だろう―
それはある部分だけを切り取ってみれば、ひょっとしたら前向きな姿勢が隠れている可能性もある。
少なくとも、現状のまま手なりでズルズルと明日を迎えるよりもマシかもしれない。

とは言え、福田さんは簡単に投げ出し過ぎなのではないか?
そんな中、朝のテレビで誰かが言っていた。

「政治は国民を映す鏡だ」

以前、ある政治家が、「この程度の国民には、この程度の政治」と言っていたのを思い出した。
つまり、政治のいい加減さは、我々国民が招いている(許している)場面も多いということだろう。
そう言われれば、確かに思い当たるフシは大いにある。
我々も反省しなければならないのではないだろうか?

しかし現実問題として、自民党も民主党も誠に頼りない。
片や既得権にしがみつき、もう一方は政策とも言えないレベルの無責任な発想ばかりだ。
だがそれも、長い間の我々有権者の怠慢だと言われたら、一体何人が反論できるだろうか?
あ、ちょっと脱線気味。ここは政党批判の場ではない。

投げ出すのと、投げ出したいと頭をよぎるのとはまったく違う。
投げ出したいとは思っても、諸事情から、そう簡単には投げ出せないのが現実だからだ。
私だって投げ出したいと思うことはしょっちゅうだが、投げ出すことができない。
これが一般的な小市民の実態のような気がする。

やっぱり、みんな悩んで大きくなって行くんだなあ・・・
今更ながらそう思う、今日この頃である。
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