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終戦記念日 [その他]

今日は66回目の終戦記念日だそうです。
戦争の爪跡は、今や探そうとしてもほとんど無くなってしまっています。
いいことでもあるし、悪いことでもあるような気がします。

そう言えば、おふくろは最後まで「敗戦」とは言わなかったなあ。
文化人の人たちが「敗戦」と言うのを聞いて、違和感を覚えるのはぼくだけでしょうか?
どうして殊更のように「敗戦」と言うのか、ぼくには分かりません。

昨日、鳥越俊太郎さんのテレビ番組を見ました。
終戦の最終決断、昭和天皇の玉音放送にまつわるドキュメントでした。
大半は知ってることの復習的な内容でしたが、同盟通信社時代の井上勇さんのことや、
玉音放送がtake2だったことは初めて知りました。

昭和20年8月15日。
思えば、現存する多くのことは、ここから始まったのかもしれません。
先人たちの落胆、挫折、後悔、反省、困窮、焦燥、etc・・・想像するに余りあります。
恐らくはリセットではなくて、明らかなマイナスからのスタートだったことと思います。

終戦記念日って、どういうスタンスで臨めばいいのだろう。
この日が来るたびに、もう何十年も前から考えている割には、答えはぼんやりのままです。
韓国やロシアの無神経な対応には、相変わらず頭に血がのぼる自分がいます。
先人たちは泣いてるよな、きっと。悔しがってるよな、たぶん。
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ふぢたしょうこ

そういえば、日本は負けたんですよね・・・
母は負けたのがアメリカでよかったといいます。
もちろん原爆は悲劇ですが、共産圏に負けていたら、今の日本はなかったと思うんですよね。
中国のような日本になっていたかもしれません。
by ふぢたしょうこ (2011-08-16 00:06) 

Combat!

開戦当時の米国と日本の国力の差は900:1だったそうです。つまり象にアリが戦争を仕掛けたのです。
 確かに米国が原油を止めたりと戦争をそそのかしたのも事実です。でもそれに乗ってしまった当時の軍上層部のなんと愚かなことか・・・・
 でもそれと今の政府・官僚は同じではないでしょうか?原発の問題を隠し爆発させ結局、故郷を追われたのは弱い国民。戦争で犠牲になった国民と同じです。
 太平洋戦争をきっちりと総括してこなかった日本人に問題があると思います。ナチス戦犯を自ら裁判にかけたドイツとは大変な違いだと思います。
 黙る、我慢するは日本人の美徳の一つですが、そろそろ日本人はきちんとけじめをつけていかないといけないと思うようになりました。
by Combat! (2011-08-16 02:12) 

rtfk

今の政府は敗北していますね・・・国民に。
みんなしてあの戦後の復興を目指さねばならないときに。。。
戦争を知らない世代なので勝手を言いますが
政治家のセンセイたちも知らない世代がほとんどですよね。。。
だからか!
by rtfk (2011-08-16 04:42) 

yakko

お早うございます。
あの日からガムシャラに頑張ってきましたね〜 日本人はスゴイです !
でも66年も経つと日本人も変わってきましたネ。
昨日 買い物を終わって出ようとしたら、「正真正銘の夕立」でした。
ちょっとこ止みになったとき、車まで慌てずに歩きました・・・
久しぶりの夕立になんか懐かしさを感じました〜(^ニ^)
by yakko (2011-08-16 06:15) 

enpoko

私から見ると、あの戦争について
自分の言葉で意見を言えるsong4uさんは
やはり大人だなと思います。

Combat!さんもおっしゃってますが
あの戦争にしろ、今回の原発事故にしろ
お上の都合で、物事がすすんでいった感じが
ものすごくあります。

戦争の復興。
日本人は、本当に長く悲惨な戦争を
忘れたい一心で復興に突き進んだのではないかと思います。
同じように、戦後の総括も同じように、
忘れたいという心理だったのかな?
直視したくないから、いつまでもうやむやに。
by enpoko (2011-08-16 13:34) 

song4u

今宵はちょっと出来上がりが早い状況です。
ヘンなこと書いたらごめんなさいね。^^;

■ふぢたしょうこさん

ぼくたちはその後に提供された情報で、「とても勝ち目のない戦い」
だったと認識していますが、おふくろに言わせれば「負けるはずがない」
と最後の最後まで思っていたそうです。
こんな言い方をしたら、この戦いに人生を捧げた方々には酷すぎるかも
しれませんが、冷静に考えれば、言論統制、情報統制、偏重(変調とも
言える)した情操教育の仕方が少し度を越してると思います。
負けたのがアメリカ相手で良かったのかどうか、ぼくにはその議論は
できませんが、少なくともそれを否定するものではありません。

■Combat!さん

国力の差が900:1というのは、いくら何でも言い過ぎでしょう。
無論、どういう尺度を用いるかによって意見は分かれると思いますが、
総合的には、せいぜい数10:1程度だったのではないかと思います。
しかし問題なのは、そんなことではありませんよね。
そもそもが将来展望のない、当事者の思惑が先行した成行きの開戦。
自分の目でその一部始終を見たわけではありませんが、事実関係は
概ね間違っていないと確信します。
そして加えて言えば、今、この開戦が正しい選択だったと言う日本人は
極めて少ないのではないかと思います。

総括できない(ぼくも含めて)日本人。
こればっかりは重要な事実であり、認めざるを得ないと思いますね。
同じであることに安住すると言うか、島国では逃げようもないことから、
基本的に「あなたとぼくは同じ」というのが日本人の原点です。
大陸のようにイヤと思ったら逃げれば良い、逆に、言葉も通じない人種が
突然やって来るような世界では当然かもしれない「あなたとぼくは違う」
という観点にはなかなか立てませんし、立つ必要も少なかったと思います。

以心伝心、などとよく言いますよね。
これこそ、まさに総括とは対極に位置している言葉だと思います。
総括とは、ある意味、丸裸にするということ、恥部をさらけ出すということ
にも通じます。日本的な奥ゆかしさ・・・相手の弱みには付け込まない、
相手がイヤがるだけのことは極力しない、それが武士の情けだ・・・
みたいな日本的な美意識とは最も遠い考え方ではないでしょうか。
剣道や相撲で、勝った瞬間にガッツポーズして問題になりましたよね。
関係者曰く、負けた相手を思いやる気持ち(礼儀)はないのか?
ガッツポーズぐらいで、どうして目くじらを立てるのか?と思うけど。

でね、ぼくは思うんです。
以心伝心が決して悪いわけじゃないんじゃないか、と。
もちろん日本的な美意識だって貴重だし、大切にしたい、とね。
だって、世界中探したって少ないと思うんですよ、こんな考え方は。
今や、ドライな考え方が主流。ビジネスライクな処し方が闊歩しています。
それはそれでいい面は認めますが、反面、トレードオフされる要素だって
少なくないと思うのです。特にぼくたち日本人にとってはね。

とは言え、旧来の日本独自スタイルのままでは問題は何も解決しない。
かと言って、欧米ナイズされたやり方がベストだとも、とても思えません。
これだけグローバルになっているのに、まだそんな古めかしいことを言って
いるのか?と言われてしまいそうですが、逆にグローバルであるからこそ、
自らのスタンスをある程度は明確に持っていないと流されてしまう・・・
付け刃ではすぐにボロが出る、そんな気もするんですよね。

ぼく自身もまったく考えがまとまっていないので、いつものように、
結論が出ない&ダラダラ長く&脱線続きですみません。
一番良いのは、本質が変わらない範囲で日本スタイルをカスタマイズ
することだと思うのですが、失敗すると見るも無残な気がする。
ドラクティックなやり方以外に、選択肢はないものでしょうかね?
by song4u (2011-08-16 21:28) 

song4u

■rtfkさん

ぼくはね、rtfkさん、思っていますよ。
今の政治の惨状は約80%がぼくたちの責任じゃないか、と。
「ぼくたち」というのは、世代で言うと45歳以上の辺りですね。
もちろん意図的にやったことではなくて、結果的にそうなってしまった
ということなんですが、この世代がここ15年ぐらいで急速に政治家を
駄目にしてしまったと思っています。

「この程度の国民には、この程度の政治」

どなたが仰ったのか(失念)、さすがは政治家さんですよね。
実にうまいことを仰る、まさにそのとおりだ!(笑)
ぼくたちは真摯に反省し、この言葉を肝に銘じるべきだと思います。

■yakkoさん

忌まわしい記憶を少しでも薄れさせようとしたのか、
はたまた、鬼畜米英には絶対に負けてなるものぞ!と考えたのか、
昭和の時代を引っ張ったお父さん、お母さんたちは頑張りましたよね!
ところが平成に入ると、何だかどうも雲行きが怪しくなって来ました。
平成の時代を担当した自分としては、本当に申し訳なく思います。

やっぱり夕立ですよね。
間違っても、ゲリラ豪雨なんて安易に言っては駄目です!
自分で言うのも何ですが、今回、すごく勉強になりました。
知らず知らずの内に、情緒不安定になるようなことを自ら選択していた
疑いが濃厚です。気づいただけでもラッキーだと思いました。^^;
by song4u (2011-08-16 21:42) 

song4u

■enpokoさん

いやいや。
自分の言葉で表現出来てるかどうか、実に疑わしいものです。
自分の言葉で表現したい、とは思ってますけどね。
思うのと、出来るのとは、いつも乖離がありますから。

重大なことをお上が決めるのは、致し方ないと思います。
その度ごとにみんなを集めて意見を聞いていてはまとまらないし、
そんな時のためにお上の存在価値があるわけですから。

>忘れたい一心で復興に突き進んだ

頑張れた最大の要因は、それではないかと思いますね。
そう考えると、色々なことの辻褄が合う気がします。
一生懸命働く親がいると、サボリ癖のついた子供が育つのでしょうか。
平成は昭和の財産を見事に食いつぶしました。
中流意識ばかりが先行する三流国にだけはなってほしくないなあ。
by song4u (2011-08-16 21:52) 

mymy

お久しぶりです。何日か珍道中で旅して来て今帰って来ました。
徳川泰平の数百年を経た明治時代の人たちが脚色はあるにせよ、すばらしい働きをした太平洋戦争以前に比べ、成功者の二代目然とした我々の世代は反省すべき?でも平和ボケしながら、何かのときにはやってやろうという人は意外に多い気はします。俺は個人的には「やってやる」派っだったりして…。先祖は農民の出だけど、心は侍?
by mymy (2011-08-17 10:20) 

song4u

■mymyさん

熱波の中を珍道中?
たぶん、そんなことだろうと思った。(笑)
そうするってーと、「アンピュア・オーディオ&ときどきジャンク」からは
懸け離れた記事がしばらく続くってわけですね?
しかし何ですよね、mymyさんとこの看板(ブログ名)って
なかなかソソられるタイトルですよね。
絶対に「おっ?」っと思っちゃうモンなあ。

何かの時ですか?
そりゃあ不肖ぼくだって、「やってろうじゃないか」派ですよ。
だけど問題なのは、「何かの時」の認識と判断かもしれないなあ。
その時が来てるのに気付かないとか、まだその時じゃないのに
ひとりだけやる気マンマンになったんじゃ実にマズイもんね。

侍かどうかはマインドの問題ですよ。
出自とか何とかは、そこへ至る動機づけに過ぎないと思うんですよね。
来るべきその時を迎えたら、是非とも頼みますねっ!
ぼくも頑張るけん。^^;
by song4u (2011-08-17 12:52) 

mutumin

もう居ない両親も戦争経験者。父は戦士として戦って来ました。私たち姉妹には多くの事を語りませんが、それがかえって言いたくないほどの多くの思いを抱えているんだなと幼心に感じました。時々戦友の写真を見てた父の姿を思い出します。
私たちは戦争を経験してないけれど、戦争をした人の思いを伝える義務があると思います。絶対戦争をしてはいけないと・・・
by mutumin (2011-08-18 09:55) 

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