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7月24日・・・アナログ放送停波の日 [暮らし]

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午後5時の福岡の空であります。
昨日はやっと台風一過!という感じの夏空でしたが、今日はもうトーンダウン。
相変わらず朝は寒いし、今年はどうも調子狂っちゃうなあ。

それもそのはず!
上の写真をよく見てください。
このブログには何度も登場している、今は葉っぱだらけの我が家の白モクレン上空の雲、
これって「うろこ雲」じゃありませんか?!
うろこ雲と言えば、天高く泳ぐ秋の雲として有名です。
「大暑」を過ぎて、これから暑くなろうかというのに、孤軍奮闘で夏を演出しているセミ君の
身にもなってやってくれよ。

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さて、あがいてもどうしようもないことは忘れよう。
そうでなくても、今日は極めて印象深い日なのだから。
そう、今日はアナログテレビジョン放送が停波される日なのである。
この歴史的瞬間を確認するために、数年ぶりにアナログ放送を見てみた。

しかしまあ、実にヒドイ画だ。
これでもか!と言わんばかりの強烈なるゴースト。
映像がデジタル処理されてるから、ノイズも倍加されて物凄いことになってる。
約10分前ぐらいから観始めたのだが、あまりに無残な映像に悲しくなって来た。
やはり、アナログ電波はデジタルテレビとは相性が悪いのだ。
アナログ放送はアナログテレビで観るべきだ。

テレビジョン=テレ+ビジョン。
テレ・フォンやテレ・ックス、テレ・スコープと同様の造語である。
紙面を走査して電気信号(当初は音声、後にデータ)に置き換え(これを変調と言います)、
それを通信線を使って相手方に送り、受信側ではそれを復元し(これを復調といいます)
紙面情報を送るファクシミリのアイディアがテレビジョンの始まりだったらしい。

54年生まれのぼくは、53年に始まったテレビ放送とともに育った。
テレビ(受像機)についてあまり深くは知らないが、昔のアナログ受像機と現在のデジタル
受像機が似て非なるものであるのは間違いない。
アナログ方式(と言うかブラウン管方式)は、電子ビームを偏向ヨークで曲げ制御するもの
であり、誠に複雑怪奇にして、ぼくなどは神聖なるものさえ感じる。
それに比べれば、デジタル方式は非常に単純なもので、そこに神などは存在しない。

ブラウン管の弱点は、その重みにブラウン管自身が耐えられないことであった。
いくら強度を増して大型化を図ったところで、35インチ(4:3)ぐらいが関の山であった。
時代の要求は大型化・高精細化であり、別路線で育って来たコンピュータ利用技術との
融合は、ある意味必然と言えるものであった。
そういう意味で、テレビ(ブラウン管)もコンピュータ(LLSI)も、出発点が同じ真空管で
あったというのは、何だか因縁めいたものを感じる。

それにしても、ここまで完成された素晴らしいブラウン管の技術が、方式的に商業ベース
に乗らないという理由で、こんなに簡単に崩壊してしまうということに驚きを禁じえない。
無論、全体的に見れば、やむを得ない点が多々あるのは承知の上だが・・・。
国内はほぼゼロ。今後5年も経てば、世界中を探しても、ブラウン管を新規に作っている
工場は無くなっているだろう。本当に怖い世の中になったものである。
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