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ああ、iPhone狂想曲 [何だこりゃ?]

昨夜というか今朝というか、未明に始まったAppleの“ Let's talk iPhone”
の波紋が全世界に広がりましたね。
そんな中、今日10月5日の朝日新聞夕刊(西部本社発行)一面トップは
驚くなかれ新型iPhone発売のニュースでした。
すごいなあ、新型iPhoneって、朝日の一面トップを飾るんですね。
我が家のiPhoneは、いつもどおりに大人しいモンですが。(笑)

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さて、朝日に限らず、様々なメディアが新型iPhoneを伝えました。
そしてその論調は、概ねやや否定的であり・・・
「4S? なあ~んだ、iPhone5じゃないの? がっかり~」
・・・という主旨の記事が多かったように思います。
株価は敏感に反応して、5%も下落したんだとか。(その後、戻したらしいですが)

ぼくも今朝一番に見ようとしたニュースは、iPhoneでした。
そして、第一印象も上記と同じ、がっかり~。(外野なのに)
だが待てよ、本当にそうかな?
帰りの電車の中で考えてみました。

ユーザ目線で考えれば、確かに「がっかり」かもしれない。
だけど、新型iPhoneのターゲットを電話会社だと考えたら、どうなんだろう?

Appleのビジネス戦略は特筆モノです。
iTunesが無償リリースされた当初、今日の姿は予想だにできませんでした。
iPodを世に出し、iPhone、そしてiPadと続く一連の恐るべき路線です。
どうしてiTunesが無償なんだろうと思ったけど、iPodを見てようやく分かりました。

さすがはApple、一筋縄じゃ語れません。
今回だって、明確な狙いが必ずあるはず。ぼくはそう思いました。
iPhone5をリリースしようと思えば、高い確率で出来たと思います。
だけど、あえてそうしなかった。ぼくはそう思いました。
その理由は何か?

■売り子を増やす

売り子=電話会社です。
当初はマーケットの大きさも形も方向性も不明です。
だから売り子を選別して、Appleの言うことを聞きそうな会社と組みました。
リアクションは予想外に大きく、マーケットは急速に拡大を始めました。
そうなると競合他社も増えるので、当初の少数社との固いパートナーシップは
却って足かせとなります。

電話会社との契約の対象となるのは、機器(機種)です。
契約を変えて供給する電話会社を増やすには、機器の更新(新機種)が必要。
そのためのタマが今回の「4S」。契約変更用というわけです。
供給する電話会社のチャネルが増え、各々が軌道に乗った辺りで、ドカン!
真打「iPhone5」の登場です!!
(その間、周辺情報をさり気なくリークすることも決して怠りません~Apple流)

もちろん、上記はぼくの憶測に過ぎません。
何の確証も裏付けもありません。
だけど、A5iOS5、カメラの高性能化や音声認識だけだったら、そんなスマホは
既に世の中に存在しています。わざわざ「4S」をリリースするまでもありません。
今回の新型iPhoneリリースの意味が、製品(=ユーザ)以外のところにあるのは
まず間違いないと思いますね。
ま、だから何?って感じではありますが。^^;
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