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大丈夫ですか? [何だこりゃ?]

先週のある日。
その日の昼飯は、小洒落たシティーホテルのレストランだった。

コーヒーポットを手にした若い女性の店員さんと、これまた若き女性客がひとり。
店員さんのほうは25歳よりも前、客のほうは25歳過ぎだったかなあ。
いい感じの若者2人に見えたのだが・・・

店員:「珈琲のお代わりは大丈夫ですか?」
お客:「はい、大丈夫です」

・・・ぬわにぃ~?^^;

111012_124203r.JPG
(キャナルのカエルも怒りましたの図)

前々から思っていたが、今日こそは絶対におかしいと思った。
「大丈夫」という日本語、いつからこんな風にヘンになってしまったのだろうか?

「大丈夫ですか?」というのは、普段とは決定的に違う憂慮すべき状況に陥った時に、
大きな問題の有無について最大限の思いやりを以って確認すべく問う言葉であって、
少なくとも珈琲のお代わり如きに使う言葉であろうはずがない。
普通に言うんなら、例えばこんな風だろう。

店員:「珈琲のお代わりはいかがですか?」
お客:「いいえ、結構です」

客も客である。
「はい、大丈夫です」はないだろ!
「大丈夫」の濫用と言うべきか、安っぽい見せかけだけの思いやり言葉と言うべきか。
どうやら、「よろしいですか?」の丁寧語バージョンが「大丈夫ですか?」だという理解が、
若者相互に存在しているように思える。

少し可哀想かもしれないが、丁寧な言葉使いの意味が分かっていないのだ。
心配していますよ、という意味を伴った言葉を使うことによって、それが丁寧な言い方に
通ずるに違いない・・・そこにはそんな身勝手な誤解があるように見受けられる。
だけど違うよ、そういうことじゃないよ。

言葉は生き物だから、変わり行くものだとは思います。
だから不変を要求するのは、酷な話だというのも分かる。でもなあ・・・。
おじさんは、こんなに「大丈夫」を連発されると、違和感ありまくりで心中穏やかじゃないよ。
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