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頑張れ、大江! [その他]

■大江選手の最終成績を追記しました(2019/11/17 22:00)

         ***

近年、今ひとつ盛り上がりに欠けるプロゴルフ界。
ぼくなんかが若かりし頃は、そりゃもう盛り上がったモンですけどねえ。
だからでしょうか、昨年は永久シード選手の片山がつまらない不祥事を起こし、
今年は約半月前、女子プロ 笠の不祥事を岡本綾子が公表して大騒ぎになった。
片山の不祥事は同行者側の問題も小さくなかったと今でもぼくは思っているし、
笠の不祥事も同情の余地は大いにあると思っている。

ところでこの2つの不祥事、両協会の対応の違いは明らかだ。
昨年の不祥事、男子の協会(PGA)対応は迅速だった。
重鎮である青木や新任の石川らが精力的に飛び回り、真摯に収拾を図った。
ところが今般の女子の協会(LPGA)対応のマズさは、一体どうしたことか?
こういうことが速度第一なのは分かり切った話だが、まったく速度感がない。
更に目ぼしい対策らしい対策もない。処分にしてもまったく意味不明だ。
こんなテイタラクで本当にLPGAは大丈夫なのか?
盛り上がり今イチでも、何かと話題なのは圧倒的にLPGAのほうなのに。

そんな中、LPGAに新たな話題が花開こうとしている。
今季のLPGAのレギュラーツアーだが、残りのトーナメントは3つになった。
その内、再来週のトーナメントは一部成績上位者のみのゲームであり、
実質的なレギュラーツア―としては、今週、来週の2つで2019年が終わる。
そんなラス前、今日が最終日の伊藤園レディース(11/15~17)。
指定練習日の11月12日に、所属事務所がこんな記者発表をしたそうだ。

「大江香織選手は、伊藤園レディースをもってツアーから退きます」


20191115-00000016-alba-000-0-view.jpg
(ALBA.Netより転載 初日のホールアウト直後、サプライズを受け思わず涙…)

まだシーズンが終わっていないのに、こんな発表をする選手も珍しい。
伊藤園の次の週にもまだ試合は残っているのに、もう出場しないのだと言う。
そもそもこの伊藤園か次週のエリエールに優勝すれば、8年連続のシードを
確保するチャンスもまだまだ残されてるというのに。

選手としての「伸びしろ」が無いことを実感したので、退くのだと言う。
プロデビューしてたったの10年しか経っていない、まだ29歳。
ここまで7年連続のシード、LPGAでの優勝3回を誇る。
よく巷で囁かれる、女子プロ30歳限界説?
うーむ、そんなモンなのかなあ?

ところが神さまは、実にいたずら好きだと見える。
この試合で競技生活を閉じると宣言してしまった選手が、予選通過どころか
2日目を終わって68、66の10アンダー。
あろうことか、みんなビックリ、なんとトップに立ってしまった!

伊藤園RB2.jpg
(LPGA公式サイトより転載 堂々のトップタイ)

「これが最後の大会だから、細かいことは考えずピンだけを狙っている」
「なぜかショットがよくて、バーディーチャンスにつく」

もし優勝したら?
「(もし優勝しても)この大会が最後なのは変わりません!」

最終日の目標は?
「失格しないように気をつけます(笑)」

さて大江選手、今日の最終日、どんなプレーを見せるのだろうか?
果たして有終の美を飾れるか?
だけど優勝して引退なんて、ちょっとカッコ良すぎるぞ(笑)
10時のスタートへ向けて、今頃はドライビングレンジだろうか。
泣いても笑っても今日が最後だと言うのなら、是非とも笑って終わって欲しい。
ガンバレ、大江!!


-----2019/11/17 22:00 追記-----

大江選手のツアー生活が終わりました。
今日11月17日、彼女の最後のトーナメントは1オーバーの73。
上がりの18番は第2打が池のフチに止まってしまい、左打ちするしかない場面に。
結局、寄らず入らず。彼女の最終ホールはボギーで幕を閉じました。
とは言え、3日間競技のトータルは68、66、73で 9アンダー、9位タイ。
堂々たる立派な成績だったと思います!

伊藤園最終結果r.png
(LPGA公式サイトより転載 素晴らしい結果。胸を張っていいと思う♪)

来シーズン、大江さんは1歳上のキンクミ(金田久美子プロ)のキャディーを
やるというニュースが流れています。本当でしょうか?(笑)
因みにキンクミは上の1枚目の写真、サプライズをした張本人の白帽子です。

ツアープロとして最高の栄誉、最終日を最終組で回った大江プロ。
ホールアウト後は、仲間の選手たちに囲まれて大変だった模様。
大江さんが笑顔に終始しているのに、仲間のみんなは涙、また涙。
こういう場面を見ると、何だかジーンと来てしまいます。
大江香織の第2ステージに幸あれ!!

IWA05293.JPG
(ALBA.Netより転載)

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2019 NPBポストシーズンの記録 [プロ野球]

実に下らない個人的な記録です。
賢明な諸兄はどうぞスルーされて下さい。

        ***

今年は書くのをやめようかと思ったが、一応、簡単に記録しておこうと思う。
CSというルールの是非はともかく、ホークスの選手たちはよく戦った。
レギュラーシーズン中、あれほど打てず、まったく繋がらなかった打線が
最後の最後でこれほどの結果を残すとは本当に信じられない思いだ。
シーズン中は一体何をやっていたのか? とさえ思ってしまう。

1.パリーグのポストシーズン結果
 10月 5日(土)  福岡ソフトバンクH 3 - 5 東北楽天E〇
 10月 6日(日) 〇福岡ソフトバンクH 6 - 4 東北楽天E
 10月 7日(月) 〇福岡ソフトバンクH 2 - 1 東北楽天E

 10月 9日(水) 〇福岡ソフトバンクH 8 - 4 埼玉西武L
 10月10日(木) 〇福岡ソフトバンクH 8 - 6 埼玉西武L
 10月11日(金) 〇福岡ソフトバンクH 7 - 0 埼玉西武L
 10月12日(土) -------台風19号接近のため中止-------
 10月13日(日) 〇福岡ソフトバンクH 9 - 3 埼玉西武L

2.日本シリーズ結果
 10月19日(土) 〇福岡ソフトバンクH 7 - 2 読売G
 10月20日(日) 〇福岡ソフトバンクH 6 - 3 読売G
 10月22日(火) 〇福岡ソフトバンクH 6 - 2 読売G
 10月23日(水) 〇福岡ソフトバンクH 4 - 3 読売G

3.全ポストシーズンの成績総括
 昨年2018年 ポストシーズンの成績:14試合 10勝3敗1分(勝率0.769)
 今年2019年 ポストシーズンの成績:11試合 10勝1敗0分(勝率0.909)

 昨年の勝率も凄いと思ったが、今年の勝率はそれをも上回る9割越えという
 凄まじいばかりの勝率。これを上回るのはポストシーズン全勝しかない。

2019日本シリーズ表彰選手.jpg
(西スポより転載 左から高橋礼、デスパイネ、グラシアル、G亀井、松田宣)

4.所感
 まずは投手部門から。
 2019年ポストシーズン10勝の内、先発投手が責任投球回数を全うして
 勝利に結びつけたのは千賀が2回、高橋礼が1回、和田が1回の計4回。
 但し、和田は5回までしか投げておらず、責任を全うしたとは言い難い。
 よって、先発がキチンと仕事して勝ったのは10勝中、3回である。
 それ以外の7勝は、中継ぎ、セットアッパー陣があげた勝利と言っていい。
 最大の勝因は、頼りない先発投手陣をいつも陰で支え、打撃陣を鼓舞した
 優秀な中継ぎ、セットアッパー、クローザーの存在である。

 次、打撃部門。
 冒頭でも触れたとおり、レギュラーシーズン中は何十イニングも連続して
 タイムリーなし、得点はテラスに入るインチキホームランだけ、などという
 悔しくて情けなかった打撃陣が、ポストシーズンでは見違えるようだった。
 全11試合の合計得点は66点。平均得点5点はシーズン中の4点より丸々1点多く、
 シーズン中にあれほど打ちまくった西武の5.2点に匹敵するほどだった。
 特に素晴らしかったのがMVPを獲ったグラシアル。本当に凄かった。
 本職は内野手で、お世辞にも上手いとは言えない外野守備だが、それを補う
 十分なリターンを返してくれた。言うことなし、アッパレ!

 最後にその他。
 ポストシーズンと言わず、今年は春先から周東がピカピカに輝いていた。
 特にゲームも中~終盤になると、ここ一番の代走を持っているのは大きい。
 周東の代走起用に、相手チームはどこも神経過敏になっていたように思う。
 バッテリーがピリピリするのは当然だが、内野陣も気にしてるフシがありあり。
 そうなると記録に残らないエラーやフィルダースチョイスを容易に誘発する。
 類い稀な走力はもちろんのこと、スピードが全然落ちないスライディングも
 魅力いっぱいだ。今、12球団一速い走者は周東で間違いない。
 来シーズンは是非ともバッティングに磨きをかけて欲しいものだ。

5.総括
 3つのポストシーズンを振り返ると、意外なことに結果的に最も苦戦したのは
 滑り出しの1つ目のCS、楽天イーグルス戦だった。初戦のエース対決を千賀で
 落とした時はどうなることかと思ったが、終わってみればこれが唯一のポスト
 シーズンの敗戦だった。
 イーグルス戦の2戦目、3戦目、そしてCSファイナルの対西武ライオンズ
 1戦目、2戦目と中継ぎ陣が踏ん張り続け、3戦目は千賀がピシャリ!
 最終4戦目、もうライオンズに押し戻す力は残っていなかった。

 実質的には、CSファイナルが事実上の日本シリーズだった―
 そう思えるほど、日本シリーズには見どころらしい見どころが無かった。
 ホークスに圧倒的な強さがあったとは思えないが、主力に核となる選手がいた
 こと、そして投打ともに少しずつではあるが確実にジャイアンツを上回って
 いたことは誰の目にも明らかだったのではないだろうか?
 更に言えば、控え選手層についてはその差は歴然であった。

 最も驚いたのは、初戦の5番に今季で引退する選手が先発起用されたことだ。
 例えDHでの出場とは言え、引退する選手が先発とは一体どういう神経なのか?
 当該選手を上回る実力のDH要員が見当たらないのだとすれば、そんなチームに
 果たして日本シリーズを戦う資格があるのかどうか?
 ちょっと厳しい言い方になってしまうが、ぼくには到底理解ができなかった。
 先発メンバーを見た時、そんなスタンスのチームに負けるわけには行かない、
 と瞬間的に思ったが、それはまったく的外れで浅はかな杞憂だった。

191024_123545r.jpg
(10月24日昼、昨年と同じ場所で撮影 モールの商魂は実にたくましい)

6.最後に
 2年連続してレギュラーシーズン2位にして、日本シリーズを制覇。
 確かにシリーズ制覇には違いないが、これを本当に「日本一」と呼べるのか?
 堂々と「日本一です」と胸を張れますか? ホークスの選手たちよ!
 少しでも恥ずべきところ、疑問に思うところがあるのであればそれを糧とし、
 是非とも今後の姿勢で示して欲しいと願う。
 2年も続けてこんなインチキをやっているようでは、絶対に駄目だよ。
 来年こそは正々堂々と胸を張れる日本一を!

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