藤井聡太棋聖、二冠&八段昇段! [将棋]
個人的な記録です。
賢明な諸兄は、どうかお気遣いなく。
***
いやあ、ちょっと複雑な心境といったら語弊があるかなあ?
本日8月20日、第61期王位戦七番勝負の第四局(二日目)が、地元福岡市の
大濠公園能楽堂で行われ、80手で木村一基王位を挑戦者藤井聡太棋聖が破り、
通算成績を4勝無敗とし、新王位となった。
藤井聡太新王位は棋聖とあわせて二冠となり、タイトル二期となったことにより
八段への昇段も同時に果たした。
新王位の王位戦でのここまでを、簡単に振り返ってみる。
先に獲得した棋聖と同様、挑戦権をかけた最後の一戦は永瀬二冠との対局であり
それに勝ってタイトルを掴んだ、というのがちょっと興味深い。
予選トーナメント(持ち時間 各4時間) ※段位、保持タイトル等はすべて当時
①竹内五段に勝ち
②西川(和)六段に勝ち
③出口四段に勝ち
④斎藤(慎)王座に勝ち
挑戦者決定リーグ(持ち時間 各4時間)
⑤羽生九段に勝ち
⑥上村五段に勝ち
⑦菅井七段に勝ち
⑧稲葉八段に勝ち
⑨阿部(健)七段に勝ち
挑戦者決定戦(持ち時間 各4時間)
⑩永瀬二冠に勝ち
七番勝負(持ち時間 各8時間)
⑪木村王位に勝ち
⑫木村王位に勝ち
⑬木村王位に勝ち
⑭木村王位に勝ち ※タイトル奪取
(終局の瞬間。 AbemaTVのライブストリーミングより)
終局は16時59分。
上の画像からも分かるとおり、木村王位は34分、藤井挑戦者は1時間も持ち時間
を余しており、思いのほか早い時間帯の終局であった。
昨年の第60期王位戦第三局(8月8~9日)。
第一局、第二局と木村連敗で迎えた第三局は、同じく大濠公園能楽堂だった。
そこで豊島王位(当時)に一矢を報い、結局フルセットで木村が王位に就いた。
そういう因縁の大濠公園能楽堂であったが、木村には残念な結果になった。
特に二日目は、封じ手開封時点から、木村王位は引き立て役という感じに思えた。
局後の振り返りで木村王位が自ら指摘した、45手目の▲5五角がもしも敗着だと
したら、この二日目の勝負にはほとんど勝ち筋がなかったということだ。
インタビューで語った言葉が、ちょっと寂しげに聞こえた。
「ストレート負けは恥ずかしい限り。申し訳なく思っています」
「体調管理や準備には問題はなかった。実力ですかね?」
「イチから出直します」
***
ところで、今回の封じ手は本当にドキドキわくわくだった。
これ、実は多くのファンが同じだったらしい。
封じ手にこんなにドキドキわくわくしたのは、久しぶりのことだ。
(開封された封じ手。42手目△8七同飛成。 王位戦中継blogより転載)
初日解説の橋本八段の言葉が印象的だった。
「木村さん、今年は相手が悪い」(相手が強すぎる、との意)
昨年、四十代後半にして、悲願だったタイトルを獲った木村九段。
「中年の星」と呼ばれたり、自らを「将棋の強いおじさん」と称したりした。
まさか4連敗のストレートでタイトルが逃げて行くとは思わなかったと思う。
どうか、再度挑戦権への戦いに没頭して欲しいと願うばかりだ。
それにしても、藤井二冠の強さはどう表現すれば良いのか?
そして、強さとは別に、藤井二冠は本当にワクワクする手を指す。
封じ手「△8七同飛成」は、升田幸三賞を取って随分話題になった、竜王戦の
ランキング戦で石田五段相手に指した「△7七同飛成」を彷彿とさせた。
藤井二冠の将棋は、まさにエンターテインメントに相応しい。
どこまで強くなるのか、本当に本当に楽しみだ。
賢明な諸兄は、どうかお気遣いなく。
***
いやあ、ちょっと複雑な心境といったら語弊があるかなあ?
本日8月20日、第61期王位戦七番勝負の第四局(二日目)が、地元福岡市の
大濠公園能楽堂で行われ、80手で木村一基王位を挑戦者藤井聡太棋聖が破り、
通算成績を4勝無敗とし、新王位となった。
藤井聡太新王位は棋聖とあわせて二冠となり、タイトル二期となったことにより
八段への昇段も同時に果たした。
新王位の王位戦でのここまでを、簡単に振り返ってみる。
先に獲得した棋聖と同様、挑戦権をかけた最後の一戦は永瀬二冠との対局であり
それに勝ってタイトルを掴んだ、というのがちょっと興味深い。
予選トーナメント(持ち時間 各4時間) ※段位、保持タイトル等はすべて当時
①竹内五段に勝ち
②西川(和)六段に勝ち
③出口四段に勝ち
④斎藤(慎)王座に勝ち
挑戦者決定リーグ(持ち時間 各4時間)
⑤羽生九段に勝ち
⑥上村五段に勝ち
⑦菅井七段に勝ち
⑧稲葉八段に勝ち
⑨阿部(健)七段に勝ち
挑戦者決定戦(持ち時間 各4時間)
⑩永瀬二冠に勝ち
七番勝負(持ち時間 各8時間)
⑪木村王位に勝ち
⑫木村王位に勝ち
⑬木村王位に勝ち
⑭木村王位に勝ち ※タイトル奪取
(終局の瞬間。 AbemaTVのライブストリーミングより)
終局は16時59分。
上の画像からも分かるとおり、木村王位は34分、藤井挑戦者は1時間も持ち時間
を余しており、思いのほか早い時間帯の終局であった。
昨年の第60期王位戦第三局(8月8~9日)。
第一局、第二局と木村連敗で迎えた第三局は、同じく大濠公園能楽堂だった。
そこで豊島王位(当時)に一矢を報い、結局フルセットで木村が王位に就いた。
そういう因縁の大濠公園能楽堂であったが、木村には残念な結果になった。
特に二日目は、封じ手開封時点から、木村王位は引き立て役という感じに思えた。
局後の振り返りで木村王位が自ら指摘した、45手目の▲5五角がもしも敗着だと
したら、この二日目の勝負にはほとんど勝ち筋がなかったということだ。
インタビューで語った言葉が、ちょっと寂しげに聞こえた。
「ストレート負けは恥ずかしい限り。申し訳なく思っています」
「体調管理や準備には問題はなかった。実力ですかね?」
「イチから出直します」
***
ところで、今回の封じ手は本当にドキドキわくわくだった。
これ、実は多くのファンが同じだったらしい。
封じ手にこんなにドキドキわくわくしたのは、久しぶりのことだ。
(開封された封じ手。42手目△8七同飛成。 王位戦中継blogより転載)
初日解説の橋本八段の言葉が印象的だった。
「木村さん、今年は相手が悪い」(相手が強すぎる、との意)
昨年、四十代後半にして、悲願だったタイトルを獲った木村九段。
「中年の星」と呼ばれたり、自らを「将棋の強いおじさん」と称したりした。
まさか4連敗のストレートでタイトルが逃げて行くとは思わなかったと思う。
どうか、再度挑戦権への戦いに没頭して欲しいと願うばかりだ。
それにしても、藤井二冠の強さはどう表現すれば良いのか?
そして、強さとは別に、藤井二冠は本当にワクワクする手を指す。
封じ手「△8七同飛成」は、升田幸三賞を取って随分話題になった、竜王戦の
ランキング戦で石田五段相手に指した「△7七同飛成」を彷彿とさせた。
藤井二冠の将棋は、まさにエンターテインメントに相応しい。
どこまで強くなるのか、本当に本当に楽しみだ。
2020 終戦記念日 [その他]
今年もまたこの日がやって来た。
8月15日、終戦記念日。
75年前の8月15日も雲ひとつない快晴だった――
戦没者遺族代表の方が追悼式でそう仰っていました。
(雲ひとつない快晴 本日8月15日18時22分 ウォーキング途中の足休めに撮影)
今年で75回目の終戦記念日。
毎年テレビで観ていた戦没者追悼式だが、今年はYouTubeのライブで観た。
厚生労働省のYouTube公式チャンネルだ。時代が変わったなあと痛感する。
covid-19感染拡大防止のため、本年の式典には大きな変更点があった。
こんなことはもう二度とないだろうから、正確に記録しておこうと思う。
①座席の間隔は1m以上。
②20府県の遺族が欠席。参列者は約540人で例年(6,200人)の1/10未満。
③両陛下を含め、全員がマスク着用。
④国歌斉唱は行わず、オーケストラの奏楽のみ。
⑤YouTube公式チャンネルでライブストリーミング中継を行なう。
(黙祷直後の12時02分頃、天皇陛下のお言葉 ライブのスクリーンショット)
生中継のライストは、午前11時51分に始まった。
covid-19対策のため座席の間隔が1m以上ということで、スカスカのイス配置。
まあこのご時世であるから、こればっかりはやむを得まい。
国歌の斉唱無しというのは、大相撲の千秋楽で経験済みだった。
斉唱のない国歌は、オリンピックでの表彰式を思い出させた。
画期的だと思ったライストだったが、驚くべき結果(視聴者数)だった。
開始当初、視聴数は非常に少なかったが、正午を期して増えると思っていた。
しかしながら、予想に反して、ライストで観た人は極めて少なかった。
何が原因なのだろうか?
事前の告知不足が考えられるが、実に不思議としか言いようがない。
上記画像の左下に表示されている視聴者数を拡大したのが下記だ。
(3千人にも満たない視聴者数、陛下のお言葉の時、黙祷直後の12時02分頃)
今年は珍しくキチンと1分間の黙祷ができて本当に良かった。
今の平和に感謝し、その礎を作ってくれた尊い御霊に哀悼の意を捧げることは、
人として、そして日本人として、最低限の礼儀だと思う。
いつもは長く感じる1分間だが、今年はそれ程でもない気がした。
***
今年も閣僚の靖国参拝を報じるオールドメディア。
誰と誰が参拝しただの、誰彼は参拝後の取材に応じなかっただの。
一体、この人たちは、誰に何を言いたいのだろうか?
また、その理由は一体何なのだろうか?
靖国参拝、日本人なら何の疑問もない、当たり前の話ではないか。
毎年同じことを言っているが、彼らの脳みそは腐っているのではないか?
何がどう問題だと言うのか、まったく理解不能だ。
❝てるてる❞の初盆も終わって、小ぢんまりとした2020年のお盆が終わった。
covid-19の2020年、一日も早く収束して元の日常に戻って欲しいものである。
8月15日、終戦記念日。
75年前の8月15日も雲ひとつない快晴だった――
戦没者遺族代表の方が追悼式でそう仰っていました。
(雲ひとつない快晴 本日8月15日18時22分 ウォーキング途中の足休めに撮影)
今年で75回目の終戦記念日。
毎年テレビで観ていた戦没者追悼式だが、今年はYouTubeのライブで観た。
厚生労働省のYouTube公式チャンネルだ。時代が変わったなあと痛感する。
covid-19感染拡大防止のため、本年の式典には大きな変更点があった。
こんなことはもう二度とないだろうから、正確に記録しておこうと思う。
①座席の間隔は1m以上。
②20府県の遺族が欠席。参列者は約540人で例年(6,200人)の1/10未満。
③両陛下を含め、全員がマスク着用。
④国歌斉唱は行わず、オーケストラの奏楽のみ。
⑤YouTube公式チャンネルでライブストリーミング中継を行なう。
(黙祷直後の12時02分頃、天皇陛下のお言葉 ライブのスクリーンショット)
生中継のライストは、午前11時51分に始まった。
covid-19対策のため座席の間隔が1m以上ということで、スカスカのイス配置。
まあこのご時世であるから、こればっかりはやむを得まい。
国歌の斉唱無しというのは、大相撲の千秋楽で経験済みだった。
斉唱のない国歌は、オリンピックでの表彰式を思い出させた。
画期的だと思ったライストだったが、驚くべき結果(視聴者数)だった。
開始当初、視聴数は非常に少なかったが、正午を期して増えると思っていた。
しかしながら、予想に反して、ライストで観た人は極めて少なかった。
何が原因なのだろうか?
事前の告知不足が考えられるが、実に不思議としか言いようがない。
上記画像の左下に表示されている視聴者数を拡大したのが下記だ。
(3千人にも満たない視聴者数、陛下のお言葉の時、黙祷直後の12時02分頃)
今年は珍しくキチンと1分間の黙祷ができて本当に良かった。
今の平和に感謝し、その礎を作ってくれた尊い御霊に哀悼の意を捧げることは、
人として、そして日本人として、最低限の礼儀だと思う。
いつもは長く感じる1分間だが、今年はそれ程でもない気がした。
***
今年も閣僚の靖国参拝を報じるオールドメディア。
誰と誰が参拝しただの、誰彼は参拝後の取材に応じなかっただの。
一体、この人たちは、誰に何を言いたいのだろうか?
また、その理由は一体何なのだろうか?
靖国参拝、日本人なら何の疑問もない、当たり前の話ではないか。
毎年同じことを言っているが、彼らの脳みそは腐っているのではないか?
何がどう問題だと言うのか、まったく理解不能だ。
❝てるてる❞の初盆も終わって、小ぢんまりとした2020年のお盆が終わった。
covid-19の2020年、一日も早く収束して元の日常に戻って欲しいものである。