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色々あった2020年を見送ろう [その他]

色々な意味で、いつもとはまったく違う2020年だった。
後になって、きっと振り返りたくなるに決まっている。
・・・という前提で、思いついたことを書き残してみようと思う。

          ***

「今年(2020年)は随分酷い年だったねえ」

皆さん、口を揃えてそう仰る。確かにその通りだと思う。
ここまで酷い年は、ぼくの決して短くはない人生でも稀有ではないか?
そうは思うものの、しかしぼくにとっては単に「酷い年」と言う以上に、
実に感慨深い年でもあったと感じている。

公園の落ち葉.jpg
(12月上旬、ウォーキング中に撮った公園の落ち葉)

あれは忘れもしない2月26日、午後の速報ニュース。
うろ覚えだが、当時の安倍首相はこんなことを全国民に請願された。

「当面の2週間、感染拡大防止に最大限のご協力をいただきたい。
 全国的なスポーツやイベントは中止や延期、規模縮小をお願いしたい」

実はこの翌々日の28日、私の部署が主催する全社イベントを予定していた。
私はこの速報でイベントの中止を決めた。部署内からは延期との声も出たが、
恐らく延期しても再延期せざるを得なくなるに違いない。
ここはもう、きっぱりと中止のほうが後々混乱せずに済むと考えた。
自画自賛でお恥ずかしいが、結果的にこの判断は正しかった。

3月に入ってからも、案の定、コロナ騒ぎは一向に収まらない。
3月下旬だっただろうか、ついに東京五輪2020は1年延期が決定された。
まさか感染症のために五輪が延期になるなんて!
よりによってそれが50数年ぶりの東京五輪だなんて!!
何と言うことなんだ、いったい!

しかし甲子園も中止、春のみならず夏までも中止だ。
プロ野球も当初予定の3月には開幕できず、どうにか開幕できたのは
3カ月遅れの6月も下旬に差し掛かっていた。
開幕していたJリーグは中断の憂き目に遭い、選手もファンも戸惑った。
スポーツ競技やイベント関連は、3月中旬からの3か月間はほとんど全滅
という異常事態となった。

かく言う私も、4月からはほぼ完全にテレワークに移行した。
私だけではない、多くのサラリーマンに出勤しない日々が続いた。
電車やバスはガラガラ。オフィス街や繁華街、商業施設にイベント施設、
観光地や宿泊施設など、本来人々が集うはずの場所から一斉に人波が消えた。
社会全体がほぼ停止したに等しい状況となった。

7月以降はおっかなびっくりだが、徐々に世の中に活気が戻り始めた。
・・・と思った矢先の8月、今度は安倍首相が持病再発で突如辞任された。
寝耳に水で驚いたが、気苦労などもあったのかもしれない。
新首相は菅さん。苦労人の宰相だ。是非頑張っていただきたい。
おかしなヤツが後任にならずに済んで、ホッとひと安心だった。

ある日の散歩道.jpg
(11月下旬、ウォーキング中に撮った散歩道)

大きな連休も感染症拡大防止の自粛ムードが支配的。
今年、子供たちは学校にもロクに行けず、修学旅行なども当然なし。
学ばなければならない多くのものをロスしたのではないだろうか?
我慢に我慢を重ね、耐えに耐えて、忍び難きを忍ぶ。
私が言うのもお門違いかもしれないが、日本中の子供たちを不憫に感じる。

不憫なのは子供たちだけではない、就職を控える学生も同じだ。
経済活動が大きく停滞するのは如何ともし難く、GDPは大幅減。
企業は何とか生き残りを図る。無論、採用を手控えるところが続出。
みんな一生懸命やっているのに。サボってなどいないのに。

そんな中、明るい話題と言えば、藤井聡太二冠だろう。
当ブログでも取り上げた藤井二冠の魅力は、30数年前の羽生さんと
重なるところが少なくない。
次はどんな手を指すのだろうというワクワクドキドキ感は当代随一。
糸谷八段だっただろうか、面白いことを言っていた。
「積んでるエンジンが違うと聞いていたので、国産大衆車vsフェラーリ
 ぐらいを想定していたら、なんとジェット機が飛んで来た!」

個人的には6月末で任期満了、無事にサラリーマン卒業となった。
23歳で就職し、43年と3ヶ月のサラリーマン人生だった。
長かったようでもあり、短かったようでもある。やや不思議な感覚だが、
長く感じる部分と短く感じる部分、両方ともあるような気がする。
ともあれ、先輩同僚に恵まれ、顧客に育まれ、愛すべき後輩に囲まれた
幸せな43年余であったことは、いくら感謝しても足りないと思う。

          ***

前にも書いたかもしれません。
このブログは、サラリーマン時代の自分に叱咤激励することを目的に
書き始めたものです。不甲斐ない自分を何とかして奮い立たせようと、
今日の自分に点数をつけて思い知らせるという非常手段をとりました。
故にリタイヤした今、既にブログを続ける意味は無くなっていますが、
やめてしまうのもナンなので、もう少し続けようと思っています。

色々あった2020年も、余すところは一日となりました。
世の中が100%完全な形で戻って来るにはまだまだ時間が掛かると思います。
しかし、来るべき2021年は少なくとも2020年よりも明るい年にしたい・・
いや、絶対になる! そう信じて前に進みたいものですね。

本年もお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
また来年もよろしくお願いいたします。
では皆さま、良いお年を~♪

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