2019 NPBポストシーズンの記録 [プロ野球]
実に下らない個人的な記録です。
賢明な諸兄はどうぞスルーされて下さい。
***
今年は書くのをやめようかと思ったが、一応、簡単に記録しておこうと思う。
CSというルールの是非はともかく、ホークスの選手たちはよく戦った。
レギュラーシーズン中、あれほど打てず、まったく繋がらなかった打線が
最後の最後でこれほどの結果を残すとは本当に信じられない思いだ。
シーズン中は一体何をやっていたのか? とさえ思ってしまう。
1.パリーグのポストシーズン結果
10月 5日(土) 福岡ソフトバンクH 3 - 5 東北楽天E〇
10月 6日(日) 〇福岡ソフトバンクH 6 - 4 東北楽天E
10月 7日(月) 〇福岡ソフトバンクH 2 - 1 東北楽天E
10月 9日(水) 〇福岡ソフトバンクH 8 - 4 埼玉西武L
10月10日(木) 〇福岡ソフトバンクH 8 - 6 埼玉西武L
10月11日(金) 〇福岡ソフトバンクH 7 - 0 埼玉西武L
10月12日(土) -------台風19号接近のため中止-------
10月13日(日) 〇福岡ソフトバンクH 9 - 3 埼玉西武L
2.日本シリーズ結果
10月19日(土) 〇福岡ソフトバンクH 7 - 2 読売G
10月20日(日) 〇福岡ソフトバンクH 6 - 3 読売G
10月22日(火) 〇福岡ソフトバンクH 6 - 2 読売G
10月23日(水) 〇福岡ソフトバンクH 4 - 3 読売G
3.全ポストシーズンの成績総括
昨年2018年 ポストシーズンの成績:14試合 10勝3敗1分(勝率0.769)
今年2019年 ポストシーズンの成績:11試合 10勝1敗0分(勝率0.909)
昨年の勝率も凄いと思ったが、今年の勝率はそれをも上回る9割越えという
凄まじいばかりの勝率。これを上回るのはポストシーズン全勝しかない。

(西スポより転載 左から高橋礼、デスパイネ、グラシアル、G亀井、松田宣)
4.所感
まずは投手部門から。
2019年ポストシーズン10勝の内、先発投手が責任投球回数を全うして
勝利に結びつけたのは千賀が2回、高橋礼が1回、和田が1回の計4回。
但し、和田は5回までしか投げておらず、責任を全うしたとは言い難い。
よって、先発がキチンと仕事して勝ったのは10勝中、3回である。
それ以外の7勝は、中継ぎ、セットアッパー陣があげた勝利と言っていい。
最大の勝因は、頼りない先発投手陣をいつも陰で支え、打撃陣を鼓舞した
優秀な中継ぎ、セットアッパー、クローザーの存在である。
次、打撃部門。
冒頭でも触れたとおり、レギュラーシーズン中は何十イニングも連続して
タイムリーなし、得点はテラスに入るインチキホームランだけ、などという
悔しくて情けなかった打撃陣が、ポストシーズンでは見違えるようだった。
全11試合の合計得点は66点。平均得点5点はシーズン中の4点より丸々1点多く、
シーズン中にあれほど打ちまくった西武の5.2点に匹敵するほどだった。
特に素晴らしかったのがMVPを獲ったグラシアル。本当に凄かった。
本職は内野手で、お世辞にも上手いとは言えない外野守備だが、それを補う
十分なリターンを返してくれた。言うことなし、アッパレ!
最後にその他。
ポストシーズンと言わず、今年は春先から周東がピカピカに輝いていた。
特にゲームも中~終盤になると、ここ一番の代走を持っているのは大きい。
周東の代走起用に、相手チームはどこも神経過敏になっていたように思う。
バッテリーがピリピリするのは当然だが、内野陣も気にしてるフシがありあり。
そうなると記録に残らないエラーやフィルダースチョイスを容易に誘発する。
類い稀な走力はもちろんのこと、スピードが全然落ちないスライディングも
魅力いっぱいだ。今、12球団一速い走者は周東で間違いない。
来シーズンは是非ともバッティングに磨きをかけて欲しいものだ。
5.総括
3つのポストシーズンを振り返ると、意外なことに結果的に最も苦戦したのは
滑り出しの1つ目のCS、楽天イーグルス戦だった。初戦のエース対決を千賀で
落とした時はどうなることかと思ったが、終わってみればこれが唯一のポスト
シーズンの敗戦だった。
イーグルス戦の2戦目、3戦目、そしてCSファイナルの対西武ライオンズ
1戦目、2戦目と中継ぎ陣が踏ん張り続け、3戦目は千賀がピシャリ!
最終4戦目、もうライオンズに押し戻す力は残っていなかった。
実質的には、CSファイナルが事実上の日本シリーズだった―
そう思えるほど、日本シリーズには見どころらしい見どころが無かった。
ホークスに圧倒的な強さがあったとは思えないが、主力に核となる選手がいた
こと、そして投打ともに少しずつではあるが確実にジャイアンツを上回って
いたことは誰の目にも明らかだったのではないだろうか?
更に言えば、控え選手層についてはその差は歴然であった。
最も驚いたのは、初戦の5番に今季で引退する選手が先発起用されたことだ。
例えDHでの出場とは言え、引退する選手が先発とは一体どういう神経なのか?
当該選手を上回る実力のDH要員が見当たらないのだとすれば、そんなチームに
果たして日本シリーズを戦う資格があるのかどうか?
ちょっと厳しい言い方になってしまうが、ぼくには到底理解ができなかった。
先発メンバーを見た時、そんなスタンスのチームに負けるわけには行かない、
と瞬間的に思ったが、それはまったく的外れで浅はかな杞憂だった。

(10月24日昼、昨年と同じ場所で撮影 モールの商魂は実にたくましい)
6.最後に
2年連続してレギュラーシーズン2位にして、日本シリーズを制覇。
確かにシリーズ制覇には違いないが、これを本当に「日本一」と呼べるのか?
堂々と「日本一です」と胸を張れますか? ホークスの選手たちよ!
少しでも恥ずべきところ、疑問に思うところがあるのであればそれを糧とし、
是非とも今後の姿勢で示して欲しいと願う。
2年も続けてこんなインチキをやっているようでは、絶対に駄目だよ。
来年こそは正々堂々と胸を張れる日本一を!
賢明な諸兄はどうぞスルーされて下さい。
***
今年は書くのをやめようかと思ったが、一応、簡単に記録しておこうと思う。
CSというルールの是非はともかく、ホークスの選手たちはよく戦った。
レギュラーシーズン中、あれほど打てず、まったく繋がらなかった打線が
最後の最後でこれほどの結果を残すとは本当に信じられない思いだ。
シーズン中は一体何をやっていたのか? とさえ思ってしまう。
1.パリーグのポストシーズン結果
10月 5日(土) 福岡ソフトバンクH 3 - 5 東北楽天E〇
10月 6日(日) 〇福岡ソフトバンクH 6 - 4 東北楽天E
10月 7日(月) 〇福岡ソフトバンクH 2 - 1 東北楽天E
10月 9日(水) 〇福岡ソフトバンクH 8 - 4 埼玉西武L
10月10日(木) 〇福岡ソフトバンクH 8 - 6 埼玉西武L
10月11日(金) 〇福岡ソフトバンクH 7 - 0 埼玉西武L
10月12日(土) -------台風19号接近のため中止-------
10月13日(日) 〇福岡ソフトバンクH 9 - 3 埼玉西武L
2.日本シリーズ結果
10月19日(土) 〇福岡ソフトバンクH 7 - 2 読売G
10月20日(日) 〇福岡ソフトバンクH 6 - 3 読売G
10月22日(火) 〇福岡ソフトバンクH 6 - 2 読売G
10月23日(水) 〇福岡ソフトバンクH 4 - 3 読売G
3.全ポストシーズンの成績総括
昨年2018年 ポストシーズンの成績:14試合 10勝3敗1分(勝率0.769)
今年2019年 ポストシーズンの成績:11試合 10勝1敗0分(勝率0.909)
昨年の勝率も凄いと思ったが、今年の勝率はそれをも上回る9割越えという
凄まじいばかりの勝率。これを上回るのはポストシーズン全勝しかない。

(西スポより転載 左から高橋礼、デスパイネ、グラシアル、G亀井、松田宣)
4.所感
まずは投手部門から。
2019年ポストシーズン10勝の内、先発投手が責任投球回数を全うして
勝利に結びつけたのは千賀が2回、高橋礼が1回、和田が1回の計4回。
但し、和田は5回までしか投げておらず、責任を全うしたとは言い難い。
よって、先発がキチンと仕事して勝ったのは10勝中、3回である。
それ以外の7勝は、中継ぎ、セットアッパー陣があげた勝利と言っていい。
最大の勝因は、頼りない先発投手陣をいつも陰で支え、打撃陣を鼓舞した
優秀な中継ぎ、セットアッパー、クローザーの存在である。
次、打撃部門。
冒頭でも触れたとおり、レギュラーシーズン中は何十イニングも連続して
タイムリーなし、得点はテラスに入るインチキホームランだけ、などという
悔しくて情けなかった打撃陣が、ポストシーズンでは見違えるようだった。
全11試合の合計得点は66点。平均得点5点はシーズン中の4点より丸々1点多く、
シーズン中にあれほど打ちまくった西武の5.2点に匹敵するほどだった。
特に素晴らしかったのがMVPを獲ったグラシアル。本当に凄かった。
本職は内野手で、お世辞にも上手いとは言えない外野守備だが、それを補う
十分なリターンを返してくれた。言うことなし、アッパレ!
最後にその他。
ポストシーズンと言わず、今年は春先から周東がピカピカに輝いていた。
特にゲームも中~終盤になると、ここ一番の代走を持っているのは大きい。
周東の代走起用に、相手チームはどこも神経過敏になっていたように思う。
バッテリーがピリピリするのは当然だが、内野陣も気にしてるフシがありあり。
そうなると記録に残らないエラーやフィルダースチョイスを容易に誘発する。
類い稀な走力はもちろんのこと、スピードが全然落ちないスライディングも
魅力いっぱいだ。今、12球団一速い走者は周東で間違いない。
来シーズンは是非ともバッティングに磨きをかけて欲しいものだ。
5.総括
3つのポストシーズンを振り返ると、意外なことに結果的に最も苦戦したのは
滑り出しの1つ目のCS、楽天イーグルス戦だった。初戦のエース対決を千賀で
落とした時はどうなることかと思ったが、終わってみればこれが唯一のポスト
シーズンの敗戦だった。
イーグルス戦の2戦目、3戦目、そしてCSファイナルの対西武ライオンズ
1戦目、2戦目と中継ぎ陣が踏ん張り続け、3戦目は千賀がピシャリ!
最終4戦目、もうライオンズに押し戻す力は残っていなかった。
実質的には、CSファイナルが事実上の日本シリーズだった―
そう思えるほど、日本シリーズには見どころらしい見どころが無かった。
ホークスに圧倒的な強さがあったとは思えないが、主力に核となる選手がいた
こと、そして投打ともに少しずつではあるが確実にジャイアンツを上回って
いたことは誰の目にも明らかだったのではないだろうか?
更に言えば、控え選手層についてはその差は歴然であった。
最も驚いたのは、初戦の5番に今季で引退する選手が先発起用されたことだ。
例えDHでの出場とは言え、引退する選手が先発とは一体どういう神経なのか?
当該選手を上回る実力のDH要員が見当たらないのだとすれば、そんなチームに
果たして日本シリーズを戦う資格があるのかどうか?
ちょっと厳しい言い方になってしまうが、ぼくには到底理解ができなかった。
先発メンバーを見た時、そんなスタンスのチームに負けるわけには行かない、
と瞬間的に思ったが、それはまったく的外れで浅はかな杞憂だった。

(10月24日昼、昨年と同じ場所で撮影 モールの商魂は実にたくましい)
6.最後に
2年連続してレギュラーシーズン2位にして、日本シリーズを制覇。
確かにシリーズ制覇には違いないが、これを本当に「日本一」と呼べるのか?
堂々と「日本一です」と胸を張れますか? ホークスの選手たちよ!
少しでも恥ずべきところ、疑問に思うところがあるのであればそれを糧とし、
是非とも今後の姿勢で示して欲しいと願う。
2年も続けてこんなインチキをやっているようでは、絶対に駄目だよ。
来年こそは正々堂々と胸を張れる日本一を!