道 [暮らし]
茶道、華道、剣道、そして弓道。
この国の芸事や武芸に「道」の一文字がつくのは、
それが自分を磨き、高めるための「道」だからでしょうか。
勝ち負けよりも、礼を重んじる。
相手を敬い、感謝の念を忘れない。
そんな境地に通じる「道」
上の写真とコピーは、大和ハウスグループのCM冒頭部分です。
その存在に気づいたのは、確か12月のJALの機内誌だったと思うのですが、
12月以降もずっと継続して掲載されているようです。
ひょっとしたら、ぼくみたいなファンがいるのかなあ?(笑)
写真がとてもいいですね。
我が国の伝統文化は、どうしてどれもこんなに姿勢がいいのでしょうか。
姿勢は基本的で重要な第一歩。文字通り、対処するスタンスに通じますよね。
心構えと言えばいいのかなあ。精神論っぽくなってしまうけど。
でも、これがキモ、すべての原点だと思うんですよね。
アゴを引き、背筋を伸ばす。
今風に言えば体幹ですよね。インナーユニットが静かに躍動を始めます。
それにより、目から指先に至るまで、気持ちと身体が完全に一体化する。
冒頭のコピーにもあった通りです。
近視眼的に目前の勝ち負けに拘るよりも、もっともっと大切なものがあるぞ。
勝負は常に敗者を生むのだから、相手を敬い、感謝の気持ちを忘れないように。
目的は未熟な自分を高めるためだ。相手を打ち負かすためではない。
ピンと張りつめた空気の中にあって、調和以外のすべてを放棄したような佇まい。
茶道であれ、華道であれ、剣道であれ、そしてこの弓道であれ、みな同じでしょう。
見事と言う以外に、本当に言葉がありません。
***
純和風みたいに思える、「道」。
海の向こうではどんな感じになるのでしょう?
皆さんよくご存知のものをピックアップしてみました。
1977年リリース、ご存知ビリージョエルの“Just The Way You Are”
“素顔のままで”という日本語タイトル、なかなかの名訳だと思いますね。
「道」という日本語、英語でもっとも近いのは、この“way”ではないでしょうか。
77年、皆さんはどんな年でしたか?
ぼくは1年ダブった学校を卒業し、ようやく就職したのがこの年でした。
世の中はまだまだオイルショックを引きずっていたし、遊び惚けた5年間だったから
希望していた分野の職には就けず、半ば腰掛け就職のつもりでした。
以来、サラリーマンの道を歩き続けて早42年目になりました。
過ぎ去った時間を振り返れば、先輩に恵まれ、同僚に助けられ、顧客に教えられ。
今はもう、心の底から本当に感謝の念があるのみです。
「道」と言えば、思い出すことがあります。
人知れずフェードアウトされた某B氏のことです。
B氏は曽根風呂の中では数少ない、リアルに接したことのある人でした。
ある時、B氏が実家で穫れた農作物を並べて撮った1枚の写真を提示していました。
それはまさに「道」という文字が形作られており、これから先待ち受けるであろう
多難な未来にも力強く挑んで行きたい、そんな心意気が感じられました。
ぼくは大人気の彼のページのコメント欄に、その旨を簡潔に2、3行で書きました。
恐らくはその直後、B氏がぼくのページへコメントをくれました。
song4u様
度々のコメント痛み入ります(^w^)
実は・・・ズバリおっしゃるとおりで
The long and winding road
を表現したかったのです!!
分かっていただいて涙がでるほど嬉しいです。。。
本当に有難うございました(^m^)
by rtfk (2011-10-04 22:08)
■rtfkさん
やっぱりそうでしたか。
ぼくはひと目見た時から、条件反射みたいに思い浮かびました。
ただ、あの場所は大人気だから、たくさんの人目に触れてしまう。
だから、あれ以上を書くのは遠慮しました。
でも、ここなら大丈夫です。誰も見てませんから。(笑)
端緒だけだけど、でも rtfkさんには十分伝わると思ってましたよ。
なぜなら、ぼくも昔、まったく同じ気持ちになったからです。
それまでは特に気にしてなかった歌詞が気になりました。
色々な解釈が出来る、なかなかいい歌詞なんですよね。
will never disappear だからね!
always leads me here ですよ!
leads me to your door なんです!!
by song4u (2011-10-04 23:07)
獏ちゃん、元気にしてるかなあ。
ぼくはね獏ちゃん、心配でたまりませんよ。
いや、ぼくだけじゃない。曽根風呂には心配してる人がたくさんいますよ。
いつか戻って来れて、以前と同じように楽しくやれたらいいね。
そうなるように心から祈っていますよ、獏ちゃん!!