スーパースター 内村航平 [その他]
(世界体操2011 ホームページより転載、中央の362が内村選手)
内村航平、22歳。
長崎は諫早出身の九州人です。
朝飯抜きが普通。食が細くて、どうかすると昼飯も抜くらしい。
それでいてあのパワーは、一体どこから生み出されるのか?
世界体操2011(第43回世界選手権)が終わりました。
内村が取ったメダルは全部で4個。
最初が団体の銀。次が個人総合の金、そして種目別床の金。最後が種目別鉄棒の銅。
いくら競技人口がそんなに多くない体操とは言え、個人総合の3連覇(2009‐2011)には
ちょっと声が出ません。「凄い」という言葉さえ、内村の前にはかすみます。
ぼくは多くのアスリートを見て、いつも思うことがあります。
彼らには、もう少しマシな待遇があってもいいんじゃないか、と。
普段は何のサポートもしていないのに、こういう世界大会の時だけ「がんばれニッポン」
という言葉と引き換えに、彼らの頑張りに期待するのって、かなりズルイんじゃないか。
失礼を顧みずに言えば、野球やサッカー以外のアスリートは実に不遇です。
彼らの才能や努力に見合う待遇が為されているかと言えば、答えは明らかに「ノー」。
オリンピックや世界大会で日の丸を背負ってもらうんなら、そういう時だけ「日本代表」
という呼び方をするのは、少し違うんじゃないかと思います。
内村にも、不安のない明るい未来が待っていたらいいなあ。
その権利が君にはあると、ぼくは思います。